2010年10月8日金曜日

LANを光信号に変える装置

LANを光信号に変換する特殊な装置の修理が来ました。
Hirschmann(ヒルシュマン)というメーカーのRS2-FX/FXという装置です。

なんだか厄介だな~と思っておりましたが、とりあえず開けて見ました。
隠しネジを8本外すと簡単に内部が出てきます。
基板を取り外し、ルーペで確認すると電源回路にあるコイルの端子が高温となり半田割れになっていました。

フラックスを塗り、半田を付け直して修理完了です。

24V電源だったので、手持ちの電源装置を使って動作チェック。
無事LEDランプが点灯して、動作しているようです。
しかし、詳しいチェックは出来ないので、とりあえず起動するところまでの確認済みということで先方にて詳しくチェックしてもらいます。

風力発電装置の内部に使用されているようです。

今朝の新聞で、風力発電の低周波ノイズで夜も寝られないという苦情が出ているという記事がありました。100ヘルツとかずいぶん低い音のようです。
若者には高周波が聞こえるから、夜の公園で高周波を発生させると不良が居なくなるという話を聞いたことがありますが、低周波はどうなんでしょうね。ちょっと気になりました。

富士通のノートパソコンCPUファン不具合

富士通のノートパソコンNB50HのCPUファン交換で修理です。





パソコンの裏面はあまりの高温のためか茶色く変色してしまっています。
ファンを分解してみるとホコリの塊が出てきて、ファンの軸の油も乾ききっています。

モリブデン配合グリースとモリブデン配合潤滑オイルの両方を注油して、3V程度の電圧をかけてしばらくの間テストで回転させると音も無くスムーズに回転するのが確認できました。
どうやらファンの交換まではしなくても大丈夫そうです。

組み立てて、さぁ動作確認!と思ったら、ブルーバックのエラーで再起動。
すぐにデジカメを構えてエラーを撮影します。




BAD POOL CALLER

STOP:0x000000C2

0xC2エラーという表示がでておりました。

Windowsの修復をかけましたが直らず。
HDDのエラーチェックでは問題はありません。
データをバックアップしてから、リカバリしてデータを復元という作業となりました。

お持込になる前に、正常に起動できずに何度か電源を切ってしまっていたようです。
システムファイルに破損があったようでした。

それでもHDDが壊れるほどの重症ではなくて良かったです。

WD2000ハードディスクが回転しない!HDDの基板を交換してみました

SONYのデスクトップPC VGC-RA51のハードディスクが回らなくなったということで、パソコン修理依頼があった。

HDDを確認すると、WesternDigitalのWD2000シリーズのSerialATA、200GBのHDDです。
早速HDDコピーの機械にかけるとDiskのエラーが表示されます。
なるほど、回っている気配がありません。

まずは、基板を外して回路を確認しますが、テスターで当たりまくってどうやら基板の不良で間違いないらしい。

在庫で持っている中古のHDDを探し回ると、なんと同じWD2000シリーズがありました。





並べて確認すると、お客様のHDDはWD2000JD-98H***となっているのに対し、在庫で見つけたHDDはWD2000JD-19H***で若干のロット違いがあります。
それに、上の方に書かれているWD Caviar SEと、SEの文字があるのが気になります。

基板の交換はうまくいった実績が無いという巷の話をお客様に説明し、一か八かでやっていいという了解をいただいたので、基板を交換して読み取れるかどうか確認しました。






すると・・・HDDは回転を始めて、データの読み出しも問題なさそうです。
おかしくなる前に、すぐに320GBのHDDにリカバリ領域ごと全てのデータを丸ごとコピーしました。

パソコンにHDDを戻して起動させると何事も無かったように起動してくれました。

お客様のHDDには、大事なデジカメの写真がたくさんあったようで、本当にうれしそうでした。
これで一安心です。