2013年4月3日水曜日

I-ODATA USBフラッシュメモリー パソコンに認識されない

I-ODATA ToteBag USBフラッシュメモリー データ復旧しました。




「パソコンに接続しても認識されなくなった。」という故障。



 
 
基板の部品が焦げていて、金属片が1個見える。LSIの上に貼ってあるシールが熱で収縮している。




写真の左上で焼けているのがノイズ除去用のコイル部品、大きなLSIはフラッシュメモリーのコントローラ。
金属片が1個LSIの上に乗っている。



USBフラッシュメモリー内部は密閉空間なので、製造時に混入した金属片であることは間違いない。これが回路をショートさせたものだと思われる。




回路の抵抗値が正常部品とかなり異なるので、コントローラLSI内部損傷がある。

まずは、コントローラのLSIを交換してみた。

 










コントローラICは、30種類ほど在庫を持っている。
交換後、パソコンに認識された。






よし、これでデータが取り出せると、安心したのだが・・・。



正常にデータを取り出すことが出来ない。
セクタスキャンをかけてデータを解析しようとするが、24時間かけて10%も進捗しない。


フラッシュメモリーICの不良なのか、多層基板の内部でのショートや断線があるのか・・・。



もう駄目かと思われたが、同じ型番のUSBフラッシュメモリーが調達できた。ご依頼主様が同じものを保有していたのだ。さっそく郵送してもらう。






到着後、すぐにフラッシュメモリーICの交換を行う。





正常な基板にフラッシュメモリーを交換すると、パソコンに正常認識され、100%データ復元が出来た。


USBフラッシュメモリーのデータ復元は、今年に入ってから、月間30~40本程度修理している。
トータルの成功率は80%程度だが、物理破損のケースでは90%以上の高い確率でデータの復元が出来る。価格も業界一の格安料金です。



 
 
 


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